一般的なスケジュール

転職活動は大まかに「事前準備」「情報取集」「書類作成・応募」「カウンセリング」「内定・入社」に分かれます。
転職活動にかかる期間は、平均2~3か月と言われています。転職の流れをしっかりと把握したうえで、限られた時間を有効に利用することが成功への近道です。
まずは転職の流れを理解し、書類作成やカウンセリングのために、何を準備すべきなのかをしっかりと理解しておきましょう。
事前準備
まず最初は「事前準備」です。
まずは「事前準備」で転職する目的を明確にし、企業にアピールできるスキルや経験の棚卸し、そして転職活動全体のスケジュールを決めましょう。
このタイミングでしっかりと転職目的を整理し、スキルや経験の棚卸しをしておくことで、応募企業の選定に明確な軸ができ、書類作成などのその後の流れが非常にスムーズになります。
魅力的な求人にはすぐに応募が集まり、短期間で終了してしまう可能性があるため、転職活動はスピード勝負という側面があります。
つまり転職の目的が不明確でいると、チャンスを逃してしまう可能性があるのです。
しっかりとスケジュールを決め、スピード感をもって転職活動を行うことが重要となってきます。
情報収集
次に行うのが「情報収集」です。
転職を成功させるためには単に求人情報の収集だけでは難しい面があります。
転職希望先の業界・市場の最新動向、業界内の企業研究や同業他社との企業比較、その上で入社するためのリアルな情報を収集する必要があります。
自分のキャリアの可能性を広げるため。業界・業種、職種をむやみに絞ってしまうと、自分にぴったりの求人を見逃してしまいます。
転職活動はスキルや経験を活かして、まだ見ぬ可能性を発見するチャンスと捉え、気になる求人情報があれば積極的にチェックしてみましょう。
自分の市場価値、要するに適正な年収を見極めるため。高望みをしすぎるといつまでたっても内定を勝ち取れないということになりかねません。
逆にあまりにハードルを下げすぎると転職後の後悔につながります。
できるだけ多くの求人情報と自分のキャリアを照らし合わせて、自分が求人市場でどの程度の評価を得られるのかを把握することが大切です。
書類作成・応募
履歴書や職務経歴書などの書類を作成して、応募をします。
書類を作成時に重要なのは、形式を整え、限られたスペースに整理して記入することです。
採用担当者はすべての応募書類を熟読できるわけではありません。つまり短時間で自分を雇うことのメリットが伝わるように工夫する必要があります。
応募はスピードと数が勝負です。必要な人数が集まれば、自分の能力と関係なく採用活動は終了してしまいます。
迷っている時間の分、ライバルたちはどんどん内定を勝ち取っていくのです。応募すること自体が新たな出会いに発展し、自分の可能性を広げるきっかけにもなります。
カウンセリング
書類選考を通過したら、次のステップは転職活動のメインともいえる「カウンセリング」です。
カウンセリング突破のカギは徹底した事前準備。カウンセリングにはほぼ例外なく行われるやり取りが存在します。
それは「自己紹介・自己PR」「転職理由についての質問」「志望動機についての質問」「活かせる経験・実績・スキルについての質問」「逆質問(カウンセリング官への質問)」です。
応募する企業に合わせて適切なコミュニケーションができるよう準備をしておきましょう。
また、カウンセリング自体の練習をすることも大切です。多くの人は自分のことを整理して伝えることに慣れていません。
声のトーン、話すスピード、表情をしっかりとチェックしてください。
内定・入社、現職引継ぎ
内定の獲得が転職活動の終わりではありません。まだ、入社意思の伝達と、現職での退職手続き・引き継ぎが残っています。
入社意思の伝達は、通常、1週間程度が締め切りになります。複数の企業で選考が進んでいる場合は、志望度を整理し、上手に調整する必要があるでしょう。
また、退職手続きと引き継ぎがうまくいかないと、現在の職場での人間関係にトラブルを抱えてしまったり、有休の消化ができなかったり、最悪の場合、新しい職場への入社日を遅らせなければならなくなってしまうケースもあります。
マナーを守り、最終出社日までしっかりと業務を遂行するようにしましょう。
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