IT業界の転職・採用動向について

IT職種の採用ニーズは2021年も引き続き高い水準が続いています。
数年前までは社内ITをコストセンターとして捉えている企業も多く在りましたが、昨今は業績や経営問題に直結する重要領域とする企業が増えてきており、社内ITの採用も活発化しています。
また、2015年ごろより注目が高まったセキュリティの分野においても経営の至上命題として考えることが一般化しており、引き続き企業の採用ニーズは高い状況です。
最近新しく注目を集めている職種・分野のキーワードとしては「○○tech」「セキュリティ・バイ・デザイン」「SRE(サイト・リライアビリティ・エンジニア)」が挙げられます。
各キーワードについて順番に見ていきましょう。
○○tech
Fintechという言葉が広まってから久しいですが、「建設×Tech=Con-Tech」や「HR×Tech=HRtech」など○○×techは他業界、他領域にも広がりを見せています。
特にCon-Techについて、建設業界は強大な市場規模でありながら、他の業界に比べてIT化が遅れている課題があり、スタートアップからも多くのサービスがうまれているなど、今後も注目の分野であると考えられます。
セキュリティ・バイ・デザイン
IoTが一般家庭や様々な市場に急速に普及している昨今、改めて「セキュリティ・バイ・デザイン」の重要性が唱えられています。
簡単に申し上げるとできあがってからセキュリティを組み込むのでは遅く、企画・設計段階からセキュリティ確保していく、という概念です。
IoTに限らず、クラウドサービスやwebサービスでもセキュリティに対しての意識の高まりは感じますので、エンジニアはセキュリティ知見をもっておくことは必須になっていくと考えられます
サイト・リライアビリティ・エンジニア
SRE(サイト・リライアビリティ・エンジニア)とは、Google社が提唱した方法論を実践するエンジニアのことで、具体的には高度なソフトウェア技術を用いて、システム運用管理全般を担当するポジションを指します。
サービスやインフラの信頼性を担保することがミッションとなり、近年ではDevOpsのような開発手法のニーズが高まっている為、webサービス企業で新規募集がかかっていることが増えてきました。”運用”のスペシャリストの需要・市場価値も高まってきていると言えるでしょう。
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