技術職(ITエンジニア)に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など

技術職(ITエンジニア)」に向いている人、向いてない人
これら「技術職(ITエンジニア)」はどのような人が向いているのでしょうか。どのような資質や性格、能力が求められるのでしょうか。またどのような人が向いていないのでしょうか。
一般の人からするとパソコンに向き合ってずっと仕事をしているイメージ、長時間労働のイメージがありますが、実際はどうなのでしょう。ここでは実際に技術職(ITエンジニア)として働いている人、働いていた人に考えを聞いてみました。現場の生の声をぜひご覧下さい。
目次
●技術職(ITエンジニア)に向いている人は
IT技術職では何よりスキルが求められます。資格を持っていると非常に有利ですし、適性検査がある場合にはその点数を高く取る必要があります。なお、現在資格を持っていない場合には、「今後資格取得を行っていく」といった向上心をアピールすると良いです。もちろん、宣言したからには積極的に資格取得へ向けて行動しなければなりません。集中力のある方や、調べるのが得意な方は向いているでしょう。
プログラマとして働く際には、設計書通りに正確に開発する能力が求められます。システムエンジニアになると、客先との折衝・コミュニケーション力も強く求められます。
●技術職(ITエンジニア)に向いていないと思う人は
まず、完璧主義の人には不向きです。納品物をひとつひとつ丁寧に完璧に作り上げることは理想ですが、何よりも納期を守らなければいけません。細部にこだわって工数をかけすぎてしまうと、他の工程に影響が出ます。手をかけすぎず、効率の良い作業をする能力が求められます。
男女の差による得意不得意はそれほどないと思いますが、現状IT業界は男性の方が多く、やはり男性の方が詳しいというイメージがあります。これは今後変わっていくかもしれません。
ITで活躍している年代は20代~40代あたりかと思います。時代の流れに敏感で、仕事のやり方の移り変わりにも柔軟に対応できる人向きです。50代以上の方や保守的な考えの方はやはり管理職に回るほうが良いかと感じます。
●技術職(システム・エンジニア)に向いている人は
SE(システム・エンジニア)として現在業務を行っています。SEは細かいプログラムのチェックやPCへの理解、コミュニケーション能力が求められます。そのため、問題解決能力がある人が向いていると思います。プログラムにバグがあった時に、どうしてなのか、何がいけなかったのか、自ら考える力が必要です。また、SEやPGなどの業種は意外とコミュニケーション能力が求められます。人と話すことが結構あるので、自分の思っていることや考えていることを的確に相手に伝える事の出来る人材はとても重宝されると思います。PCだけに向かい合っていればよいという考えでは、やっていけない仕事だと思います。
●技術職(ネットワークエンジニア)に向いている人は
ネットワークエンジニアについてです。必要なのは、ネットワークの知識だけでなくサーバー・パソコンなど、ネットワーク上に接続されるあらゆる機器の設定方法や動きに一般レベル以上に知っていることが必要です。
また、設計する上では、全体像を考えつつ、接続する各機器の接続要件から、どの機器でどんな設定でセキュリティを保ちつつ快適に動作させるようにするか考える必要があるため、全体・詳細どちらも同時にイメージできることが条件です。
あとは、設計書や説明用に構成図やIPアドレス表などが必要なため、エクセルやパワーポイントなどに慣れていると設計を円滑に進められます。
●技術職(ネットワークエンジニア)に向いていないと思う人は
全体や先のことを考えず、そのときに必要な設定を行っていくだけの人には向かないです。システムの追加やアクセス制限の必要性など、変化はいつでも発生する可能性があるので、一定のルールに基づき、要件変更にはなるべく容易に対応できるような柔軟性を持たせることを考えないといけないです。
設計時に作成する構成図・IPアドレス表などは作成だけでなく更新が必須なので、そういったことをさぼることがある人も不向き。資料が陳腐化して役に立たなくなってしまいます。
また、経験やある程度のセンスは必要だと思いますが、男女の差や年齢の差は特にないように思います。きちんと知識を習得し、経験すれば慣れていきます。
●技術職(ITエンジニア)に向いている人は
IT業界の客先常駐勤務についてです。基本的にはその職場にあった(顧客から求められている)業務スキルがあることは必須ですが、職場の文化に順応できる能力が必要だと思います。例えば、以前の職場と同じ作業ツールでも使い方がちがいます。同じ作業をすることになるとしても、その過程がまったく違うわけです。郷には入れば郷に従えではないですが、その指示されたやり方で、黙々と業務を遂行するタイプの方が向いている業界な気がします。年齢に関係なくスキルが高ければ重宝される業界ですが、それでも職位者に指示を守ることを優先した方が長く続けられると思います。
●技術職(ITエンジニア)に向いていないと思う人は
スキルに伸び悩む人が向かないと思います。前の職場からは活躍していた人でも、異動してから使いものにならなかったと評される人はざらにいます。それは、受け入れ先に環境にも左右されるのですが、休みの日なども勉強して新しい技術を習得するという気概がないと厳しいものがあります。もちろん、優しい職場ならわからなくても教えてくれますが。
スキルがあるか、ないかの世界なので、年齢によって大分扱いが変わります。20代だとできないことが多くても、教えてくれることが多いですが、30も半ばを過ぎてくると出来て当たり前という雰囲気があり、そこで実際に作業ができないと、心が病みやすい職種と言えるかもしれません。
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